YouTubeサムネイルのサイズとデザイン:仕様と実践チェックリスト

最終更新日:2026年10月28日

サムネイルには2つの役目があります。ひとつは、YouTubeの技術的な条件を満たし、問題なくアップロードされてきれいに見えること。もうひとつは、作ったときよりずっと小さな表示で、1秒もかからずに伝わることです。1つ目は短い数字のリストで済みますが、2つ目でつまずくサムネイルがほとんどです。このガイドでは両方を扱います。

公式の仕様

YouTubeヘルプによると、カスタムサムネイルはできるだけ大きくし、次のガイドラインを満たす必要があります。

動画 ショート
アスペクト比 16:9 9:16
推奨解像度 3840×2160 2160×3840
最小サイズ 横幅640ピクセル 高さ640ピクセル
形式 JPG、PNGなどの画像形式 JPG、PNGなどの画像形式
ファイルサイズ(モバイルからアップロード) 2MB 対象外(パソコンのみ)
ファイルサイズ(パソコンからアップロード) 50MB 50MB

ポッドキャストの再生リストは1:1で、YouTubeヘルプではモバイルでのポッドキャストのサムネイルの上限を10MBとしています。

つまずきやすい点をいくつか挙げます。

  • 確認済みのアカウントが必要です。 YouTubeヘルプによると、独自のサムネイルをアップロードできるのはアカウントが確認済みの場合です。それまでは自動生成された候補からしか選べません。
  • ショートのサムネイルは、いまはパソコンだけです。 YouTubeヘルプによると、ショートのカスタムサムネイルは現在、パソコンのYouTube Studioでしか追加できません。
  • ファイルの上限はアップロードする場所で変わります。 10MBのPNGはパソコンからならアップロードできますが、モバイルアプリからはできません。端末を使い分けるなら、2MB未満のJPGが安全です。
  • サムネイルにもポリシーが適用されます。 YouTubeのコミュニティ ガイドラインと年齢制限のルールは、動画だけでなくカスタムサムネイルにも適用されます。

1280×720はどうなのか

長いあいだ1280×720が標準のサイズで、いまも多くのテンプレートがこのサイズを使っています。16:9の画像として問題なく、最小の640ピクセルも大きく上回っています。YouTubeヘルプはいま、大きな画面でもくっきり見えるように、もっと大きな画像を推奨しています。1280×720で作ってもルールの範囲内です。ツールや写真が対応しているなら、大きくしてもかまいません。

実際に見られるサイズで作る

サムネイルは全画面で作りますが、視聴者が見るのはフィードの中で、たいていはスマートフォンで、スクロールしながらです。そのサイズに合わせて作りましょう。

実践的なテストがあります。サムネイルを168×94ピクセルくらいに縮め、ほかのサムネイルと並べて見てください。これはスマートフォンでの小さなサムネイルの目安としてよく使われる数字で、YouTube公式の数字ではありませんが、何が残るかを確かめるには十分です。編集ソフトで縮小表示するか、スマートフォンを腕をのばした距離で持てば試せます。次のことを確かめましょう。

  • 目をこらさずにすべての文字が読めるか
  • 写真に何が写っているかわかるか
  • 何の動画なのかがはっきりわかるか

ひとつでも「いいえ」があれば、サムネイルはもっとシンプルにする必要があります。モニターで大きく表示しても解決しません。

小さな表示でも効くチェックリスト

文字はごく少なく

言葉がひとつ増えるたびに、ほかの文字がすべて小さくなります。文字は数語にとどめましょう。意味を伝えるのに文章が必要なら、そのアイデアはサムネイルには複雑すぎます。詳しいことはタイトルに書きましょう。

いちばん大きな文字はテーマを表す言葉に

視聴者は、その動画が自分向けかどうかをすぐに決めます。いちばん大きな文字は、ゲーム、料理、ツール、悩みなど、何の動画かを伝える言葉にしましょう。気の利いた一言でもテーマが入っていなければ、理解するのに手間がかかり、ほとんどの人はそこまでしてくれません。

コントラストははっきりと

文字は、背景と明るさが大きく違う必要があります。色だけでは足りません。白地に黄色、こげ茶に赤などは、大きな表示では問題なくても、フィードのサイズではつぶれてしまいます。ごちゃごちゃした写真の上なら、太い縁取りを付けるか、写真を暗くするか、文字の後ろにべた塗りの帯を敷きましょう。

顔を使い、目が見えるように

動画に人が登場するなら、はっきりした顔があると、驚き、不安、喜びといった感情がすぐに伝わります。フィードのサイズでも表情がわかるくらい近くで切り取りましょう。カメラから遠い顔は、ほんの数ピクセルになってしまいます。

タイトルを繰り返さない

タイトルとサムネイルは一緒に表示されます。同じことを言っていたら、2回のチャンスを1つのことに使ったことになります。サムネイルではタイトルが言っていないことを見せるか付け加え、詳しいことはタイトルに任せましょう。

右下は空けておく

YouTubeは、すべてのサムネイルの右下に動画の長さを小さな枠で表示します。そこに置いたものは隠れてしまいます。

動画の中身と合わせる

動画で果たせないことを約束するサムネイルはクリックされても、視聴者はすぐに離れます。下で紹介するYouTube自身のA/Bテストが総再生時間で判定するのは、まさにこのためです。

「テストと比較」で試す

YouTube Studioには、タイトルとサムネイルのA/Bテストの機能「テストと比較」が組み込まれています。YouTubeヘルプによると、次のとおりです。

  • 1本の動画で、タイトル、サムネイル、またはタイトルとサムネイルの組み合わせを最大3つまでテストできます。
  • パソコンのYouTube Studioで使え、上級者向け機能を有効にしておく必要があります。
  • ショート、予約したライブ配信、プレミア公開はテストできません。子ども向けの動画、成人向けに設定した動画、非公開の動画もテストできません。
  • 勝つのはクリック率ではなく、総再生時間がいちばん長い案です。
  • テストは2週間以内に終わり、動画のインプレッション数によってはもっと早く終わります。
  • 結果は「ベスト」「ほぼ同じ」「有意な結果なし」のいずれかです。有意な結果が出なかった場合は、最初にアップロードした案がデフォルトになります。
  • テストの中に720p未満のサムネイルが1つでもあると、テストではすべてが480p(854×480)に縮小されます。どの案も720p以上でアップロードしましょう。

案ははっきり違うものにしましょう。写真を変える、メインの言葉を変える、レイアウトを変える、などです。文字の色が少し違うだけの3案では、はっきりした結果はなかなか出ません。

当サイトの「サムネイルメーカー」でできること

「サムネイルメーカー」は、ブラウザの中で16:9のサムネイルを作ります。写真が当サイトのサーバーにアップロードされることはありません。

  • レイアウトを選びます。「左に文字」「中央に大きな文字」「右に写真」の3つです。
  • 自分の写真をドラッグして入れるか、単色の背景を使います。プレビューをドラッグすると写真の位置を動かせ、拡大、「全体を埋める」「全体を表示」で収まり方を調整できます。写真を暗くして文字を目立たせることもできます。
  • 文字を行ごとに入力し、大きさと色、縁取りの太さと色を設定します。ごちゃごちゃした写真には文字の後ろに暗い帯を入れられ、文字の位置は9か所から選べます。
  • 動画の長さの表示位置を示すガイドをオンにすると、文字がその下に入ったときに警告が出ます。
  • JPGで保存すると2MB未満に収まるので、モバイルからでもパソコンからでもアップロードできます。PNGでも保存でき、2MBを超えたときは警告が出ます。
  • フォントはPretendard、Black Han Sans、Noto Sans JP、Interで、どれもSIL Open Font Licenseです。
  • 動画のリンクを貼り付けると、そのサムネイルを練習用の背景として使えます。他のクリエイターのサムネイルは著作権で保護されているので、自分の動画には自分の写真を使ってください。

限界もあります。

  • 保存サイズは1280×720です。YouTubeの最小サイズと比率は満たしていますが、YouTubeヘルプがいま推奨している3840×2160ではありません。
  • 作れるのは16:9のサムネイルだけで、9:16のショートのサムネイルは作れません。
  • A/Bテストはできません。ここで案を作り、YouTube Studioの「テストと比較」でテストしてください。

覚えておきたいこと

  • 仕様を満たせばアップロードはできます。使えるかどうかを決めるのは、フィードのサイズでのテストです。
  • 2MB未満のJPGなら、どの端末からでもアップロードできます。
  • テーマの言葉を大きく、文字は少なく、コントラストは強く、右下は空けておきましょう。
  • 「テストと比較」は総再生時間で判定するので、正直なサムネイルがいちばん勝ちやすいサムネイルでもあります。

よくある質問

YouTubeのサムネイルはどのサイズにすればよいですか?

YouTubeヘルプによると、16:9でできるだけ大きな画像を使います。推奨は3840×2160ピクセルで、横幅は640ピクセル以上必要です。ショートのサムネイルは9:16です。

ファイルサイズの上限はいくつですか?

YouTubeヘルプでは、動画のサムネイルはモバイルからのアップロードで2MB、パソコンからのアップロードで50MBとなっています。2MB未満のJPGならどちらでも使えます。

カスタムサムネイルをアップロードできないのはなぜですか?

YouTubeヘルプによると、独自のサムネイルをアップロードできるのはアカウントが確認済みの場合です。ショートのサムネイルも確認済みのアカウントが必要で、現在はパソコンのYouTube Studioでしか追加できません。

1280×720でもまだ大丈夫ですか?

大丈夫です。16:9で、最小の640ピクセルを大きく上回っています。YouTubeヘルプはいまはもっと大きな画像を推奨していますが、1280×720でも問題なくアップロードでき、「テストと比較」で使われる720pの基準も満たしています。

「テストと比較」はクリック率がいちばん高いサムネイルを選びますか?

いいえ。YouTubeヘルプによると、選ばれるのはクリック率ではなく総再生時間がいちばん長い案です。つまり、視聴者に見続けてもらえたものが勝ちます。